明るい未来願う夢の列車 「キッズゲルニカ」富士宮・南部公民館チーム完成 平和描く5作品そろう

 富士宮市内の子どもたちが富士山麓から平和を祈って描く「キッズゲルニカ」制作プロジェクトで、南部公民館での作品がこのほど完成した。プロジェクトで計画した5枚すべての作品がそろった。同公民館では周辺エリアの児童生徒による合同チームが色鮮やかな列車を中心に大きく描いた作品を仕上げた。

キッズゲルニカの制作を進める参加メンバー=富士宮市の南部公民館
キッズゲルニカの制作を進める参加メンバー=富士宮市の南部公民館
完成したキッズゲルニカの作品を確認する参加メンバーら=富士宮市の南部公民館
完成したキッズゲルニカの作品を確認する参加メンバーら=富士宮市の南部公民館
キッズゲルニカの制作を進める参加メンバー=富士宮市の南部公民館
完成したキッズゲルニカの作品を確認する参加メンバーら=富士宮市の南部公民館


 同公民館の作品は星陵中・高の美術部員が構図や下絵などの制作を進め、8月21、28日の2日間に公民館周辺の東小、黒田小、第一中の児童生徒とともに列車内とその周りに花や動物など思い思いに描き足して仕上げた。美術部の加藤埜乃香部長は「みんなが描きやすい構図を選んだ。列車には明るい平和な未来にみんなで進もうというメッセージも込めた」と語った。
 公民館の輿水和男館長は「高校生が自分たちの力を発揮しながら小中学生が楽しく活躍できる構図をつくってくれた。学校ではない場所で、子どもたちの縦のつながりが生まれた」と目を細めた。
 同プロジェクトではこれまでに、富士宮東高、大富士小、富士根南小、第四中で作品が制作された。イオンモール富士宮で5~9日に第四中の作品が、12~16日に南部公民館での作品が展示される。
 (富士宮支局・吉田史弥)

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