相続や解体…専門家が助言 空き家ゼロへ催し 藤枝
藤枝市などは11日、空き家に関する多彩な行事を展開する「空き家ゼロにイベント2022」を同市のBiVi藤枝で開いた。相談窓口やセミナーを開催したほか、体験ブースも設けた。
![リユース品の販売などを行った「空き家ゼロにイベント」=藤枝市のBiVi藤枝](/news/images/n111/1107067/IP220811TAN000016000_O.jpg)
市が認定する「空き家ゼロにサポーター」の民間事業者などが運営に参加した。相談窓口では、相続や解体、補助金に関して専門家が助言を行った。
リノベーション、老後の暮らし、移住など、さまざまな方向から空き家の利活用に取り組む6人が講師を務めるセミナーも実施した。
会場にはリユース品の販売や塗装体験、かんなで箸をつくるDIYコーナーなどが並び、親子連れらが参加した。
市によると、空き家を解消するためには建設や解体、遺品整理、法律など多業種の連携が不可欠という。担当者は「関係者が一堂に集まることで市民の悩み事をまとめて解決できるほか、関係者の横のつながりを強化することにもなる」と意義を話した。
(藤枝支局・岩下勝哉)