大河の活用いかに 浜松中心街の商店関係者が鎌倉視察

 浜松まちなかにぎわい協議会は3日、「鎌倉視察ツアー」を行った。浜松市中区の中心街の商店関係者ら22人が参加し、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を誘客に活用している神奈川県鎌倉市を訪ねた。来年放送の大河ドラマ「どうする家康」を中心街の活性化に生かす施策を探ろうと企画した。参加者は鎌倉商工会議所で、鎌倉小町商店会の今雅史会長らから説明を受けた。今会長は、クラウドファンディングで資金を集め、9月に実施計画を立てるデジタルスタンプラリーを紹介した。「観光客はコロナの感染状況に敏感。客を分散させつつ商店街を盛り上げる狙いがある」と説明した。

鎌倉小町商店会が取り組む誘客策の説明を受ける参加者=神奈川県鎌倉市
鎌倉小町商店会が取り組む誘客策の説明を受ける参加者=神奈川県鎌倉市

 鎌倉市はコロナ禍前、毎年2千万人の観光客が訪れていたが昨年は700万人を下回ったという。
 参加者は鶴岡八幡宮の境内の施設に開設された大河ドラマ館なども巡った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞