国交相「議論さらに深めたい」 静岡県専門部会の意見受け【大井川とリニア】

 斉藤鉄夫国土交通相は18日の記者会見で、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題を議論した国交省専門家会議の中間報告に対する県有識者会議の地質構造・水資源専門部会の意見書提出を受け「(両会議の委員の)意見交換を通じ、科学的工学的な観点からの議論をさらに深め、利水者を含む地域の関係者に丁寧に説明していきたい」と述べた。
 同省は昨年末に中間報告に関する意見交換と情報共有を目的に、県専門部会としての意見や質問をまとめるよう県に依頼し、今月14日に回答があった。現在、国の専門家会議の委員に意見書に対する見解を求めている。
 県の専門部会が提出した意見書では、地質データの不十分さなどを指摘。トンネル工事による上流部の表流水枯渇を回避する提案も求めた。

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