北朝鮮のICBM発射は重大脅威 日米韓外相が共同声明

 【ワシントン共同】日米韓3カ国の外相は20日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む北朝鮮による17、18両日の相次ぐ弾道ミサイル発射は「朝鮮半島や地域の平和と安全に対する重大な脅威で、世界の核不拡散体制を損なう」と強く非難する共同声明を発表した。

北朝鮮が行った新型ICBM「火星18」の発射訓練(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮が行った新型ICBM「火星18」の発射訓練(朝鮮中央通信=共同)

 声明は、弾道ミサイル発射は複数の国連安全保障理事会決議違反だと指摘。北朝鮮が核・ミサイル開発を推進するための技術や材料を手に入れることを禁止する安保理決議の完全履行の必要性を再認識させたとし、北朝鮮と軍事協力を進めるロシアをけん制した。
 3カ国による弾道ミサイル警戒情報の即時共有システムの稼働を歓迎。核・ミサイル開発の資金源となる悪質なサイバー活動を阻止すると表明した。北朝鮮へ前提条件なしの対話に応じるよう求めた。

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