男子の安楽が五輪切符獲得 クライミング、アジア予選

 【ジャカルタ共同】スポーツクライミングのパリ五輪アジア予選は11日、ジャカルタでボルダーとリードによる複合の決勝が行われ、男子は16歳の安楽宙斗(千葉・八千代高)が199・7点で制し、優勝者に与えられる五輪出場権を獲得した。楢崎智亜が既に出場を決めており、日本は最大2の国別出場枠を満たした。

男子複合決勝でリードの課題を完登し、ガッツポーズの安楽宙斗。優勝して五輪出場権を獲得した=ジャカルタ(共同)
男子複合決勝でリードの課題を完登し、ガッツポーズの安楽宙斗。優勝して五輪出場権を獲得した=ジャカルタ(共同)

 安楽はただ一人、ボルダーの4課題(コース)、リードのルートを全て完登した。緒方良行(B―PUMP)は4位、楢崎明智(日新火災)は5位だった。
 女子の日本勢は野中生萌の2位が最高で、五輪出場権を逃した。今後は来年5、6月に開催される予選シリーズで切符獲得を目指す。
 野中は前半のボルダーでトップに立ったが、リードでは4番手にとどまった。伊藤ふたば(デンソー岩手)は3位、久米乃ノ華(TOKIOインカラミ)は7位だった。

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