「魔法の文学館」の内覧会開く 館長の角野さん「わくわく」

 「魔女の宅急便」などで知られる児童文学作家の角野栄子さん(88)が館長を務め、11月3日に開館する東京都江戸川区の「魔法の文学館」が17日、メディア向けの内覧会を開いた。角野さんは「わくわくした気持ち。来た人にとっても楽しい文学館になると思う」とあいさつした。

「魔法の文学館」の館内=17日午後、東京都江戸川区
「魔法の文学館」の館内=17日午後、東京都江戸川区
「魔法の文学館」内にある、角野栄子館長のアトリエを模したコーナー=17日午後、東京都江戸川区
「魔法の文学館」内にある、角野栄子館長のアトリエを模したコーナー=17日午後、東京都江戸川区
「魔法の文学館」の館内=17日午後、東京都江戸川区
「魔法の文学館」内にある、角野栄子館長のアトリエを模したコーナー=17日午後、東京都江戸川区

 同館は子どもの豊かな想像力を育むことを目指し、角野さん自身が児童書や絵本約1万冊を選んだ。子どもたちが自由に本を読める空間や角野さんのアトリエを模したコーナーなども設けた。
 建物の設計は建築家隈研吾さん(69)。館内は角野さんのテーマカラー「いちご色」を軸にデザインされた。
 角野さんは2018年に「児童文学のノーベル賞」と呼ばれる国際アンデルセン賞を受賞。3歳から23歳まで江戸川区で過ごした。同館は原則、事前予約制。公式サイトで2カ月先まで申し込みができる。

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