御嶽慰霊登山、尾根全域で 噴火後初、7月23日に計画

 58人が死亡、5人が行方不明となった2014年の御嶽山(長野、岐阜両県、3067メートル)の噴火以降、立ち入り規制が続く尾根「八丁ダルミ」やその周辺で、7月23日に慰霊登山が計画されていることが13日、長野県への取材で分かった。県や地元自治体が遺族側に計画を打診しており、近く正式決定する。実現すれば、八丁ダルミ全域での慰霊は初めて。
 全域での慰霊登山は遺族らでつくる「山びこの会」が求めていた。また、7月24、25日には、県や行方不明者家族らが現地の捜索などを行う。
 御嶽山を巡り、地元の長野県の木曽町、王滝村側は昨年、30人程度が避難できる鋼鉄製のシェルターを八丁ダルミに2基設置。安全対策が実施できたとして登山シーズン中の7月末にも規制を解除する方針。

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