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静岡交響楽団、定期演奏会100回へ 12月、東京で記念公演も

(2020/11/30 20:34)
1991年、第1回定期演奏会に向けて練習する静岡交響楽団の前身「カペレ・シズオカ」のメンバー。30年目の今年、第100回を迎える=静岡市内
1991年、第1回定期演奏会に向けて練習する静岡交響楽団の前身「カペレ・シズオカ」のメンバー。30年目の今年、第100回を迎える=静岡市内

 プロとして活動する静岡県内唯一の常設オーケストラ静岡交響楽団(静響、静岡市駿河区)の定期演奏会が12月、第100回を迎える。演奏力の向上に関心が注がれる中、静岡に加えて三島と東京でも記念公演を開く。楽団関係者は「急成長する楽団をアピールする好機」と意気込む。
 第1回から30年目となる今年、11月21日には静岡市清水区の清水文化会館マリナートで第99回を開催した。現在は年間10回以上の定演を組むが「数年前までは半分以下のペースだった。今、静響は充実期を迎えている」(宮沢敏夫専務理事)。新型コロナウイルス禍で今年は事情が異なるが、近年は街中コンサートや鑑賞教室を合わせて年間150回演奏する。
 1988年にプロの室内管弦楽団「カペレ・シズオカ」としてスタート。初めての定演は91年、静岡市民文化会館大ホールで開催した。浜松や富士などでも演奏を重ねる中で、94年に現在の名称になった。
 拠点の静岡では静岡音楽館AOIやグランシップなど会場を変えながら、千住真理子さんや仲道郁代さんら著名なソリストと共演する機会も。2008年には一流オケの仲間入りとなる日本オーケストラ連盟の準会員に承認された。
 バイオリンの三浦文路さん(浜松市中区)は入団した20年以上前を振り返り「練習環境が整わず、東京公演など考えられなかった」。新型コロナ禍で各地のオーケストラが苦境に立つ今、「地方のオケの熱意を届けたい」と特別な思いも交ざる。
 現在は、日本を代表する25楽団と肩を並べる同連盟正会員への昇格を視野に、演奏力向上と運営体制の整備を進めている。来年度には浜松フィルハーモニー管弦楽団との統合も決まり、12月2日に新名称を発表する予定だ。

 ■19日、清水区
 第100回定期演奏会は12月19日午後2時から清水文化会館マリナート大ホールで。記念公演は20日午後3時から三島市民文化会館大ホール、21日午後7時から東京オペラシティコンサートホール。指揮は静響音楽アドバイザーの高関健さん。バイオリンに神尾真由子さんを迎える。問い合わせは静岡交響楽団<電054(203)6578>へ。

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