「渋垂さん」で親しまれる神社
JR袋井駅から車で4分、徒歩約15分の場所に位置する赤尾渋垂郡辺(あかおしぶたれこうりべ)神社。約1300年前に創建された長い歴史を持ち、神功皇后・応神天皇・玉依姫の3柱が祀られています。地元では「渋垂さん」と呼ばれ、現在は47代目宮司の平田さんが守り続けています。
子宝や安産のご利益があるとされ、夫婦で持ち上げて子宝を願う「子宝宝珠石」があることでも知られています。
そんな地域に親しまれている神社ですが、神職の衣装体験と雅楽体験ができる神社として市外からも訪れる人が増えています。普段は着ることのできない衣装、足を踏み入れられない場所での体験は、ここでしかできない特別なひとときです。地元の人からも貴重な体験として勧められ行ってきました!
巫女さんの衣装体験
体験できる巫女装束は、通常の奉仕で着用するものと、神前で「浦安の舞」を奉納する際に着用する特別なものの2種類があります。体験料は、通常の装束が10,000円、浦安の舞の装束が20,000円です。中学生以上を対象とした事前予約制で、公式ホームページから申し込むことができます。
当日の持ち物は白足袋のみ。神社の方が丁寧に着付けてくれて、初めての方でも安心して、神聖な装束に身を包むひとときを過ごせます。今回は浦安の舞の装束体験を紹介します。

まず単(ひとえ)の着物を着て、赤い袴をはきます。さらに2枚重ねて、衣装の肝ともいえる「裳(も)」をつけて完成。
裳は後ろに長く引きずる優雅なパーツですが、慣れないうちは後ろに下がったり回ったりする際に踏んでしまいそうになります。それもまたこの体験ならではの醍醐味。神社の方がサポートしてくれるので安心です。
冠と髪飾りをつけたら、拝殿へ移動。扇子や鈴などの小物を持たせてもらい、30分間の撮影が楽しめます。小物の持ち方やポーズも教えてもらえるので、本物の巫女さんのような写真が撮れます(写真はお願いすれば神社の方が撮影してくれます。カメラ等は要持参)。

神聖な衣装と場所が相まって、非日常のひととき。自然と所作や姿勢を正したくなります。
雅楽体験も一緒に
雅楽講師でもある宮司の平田さんが教えてくれる「雅楽体験」(1,000円)もあり、笙・琵琶・琴など雅楽の楽器を実際に触らせてもらえます。

笙は初めてでも簡単に音が出せて、あの独特な音色を自分で奏でられることに感動します。
衣装体験と雅楽体験は一緒に体験するのがおすすめ。雅楽の楽器と巫女衣装を合わせた撮影では、一層雰囲気のある写真が撮れます。たくさんの楽器を演奏できる平田さんのお手本も必見です。
雅楽のみの体験もできますが、日時が指定されているので、雅楽体験のみ希望の場合は神社に問い合わせを。
豊富なお守りや御朱印
衣装を脱ぐと、ふっと現実に引き戻される気分になりました。
授与所には御朱印や、40から50種くらいの種類豊富なお守りが揃っています。参拝と体験の記念にいかがでしょうか。
神聖な場所で特別な衣装を身にまとうと、自然と心が清らかに改まる気がしました。ぜひ渋垂神社でそのひとときを体験してみてくださいね。
周辺には法多山や可睡斎など静岡県西部を代表するお寺もあり、合わせて巡るのもおすすめです。
撮影:内山田真
<DATA>
■赤尾渋垂郡辺神社
場所:静岡県袋井市高尾193
TEL:0538-42-9079









































































