
藤枝MYFCの梶川諒太選手が11月9日のジェフユナイテッド千葉戦の後半に投入され、Jリーグ通算400試合出場を達成しました。
多数のクラブを渡り歩き、36歳で達成した大きな記録。過去には大ががあり、今季も大台まで残り1試合のタイミングで負傷するなど足踏みはあったものの、試練を一つ一つ乗り越えてきました。
豊富な経験をチームに還元する重要な役割も担うベテラン。正念場を迎えるクラブにとって、欠かせぬ存在です。

―今回のピッチに立って感じていたことは。
勝ち点を絶対に取りに行くという強い意志を、試合前からみんなで確認し合っていました。自分が入って失点することはあり得ないと思い、とにかく中が締まるように意識しました。みんなかなりハードワークしていたので、自分がいけるところは全部いくという気持ちで入りました。
―残留争いの中、多くの経験をしてきた梶川選手は重要な役割を担っていると思う。
今週からやっと完全合流できました。緩さは絶対に許されないと思っていましたので、外から見て感じていたことを厳しく伝え続けることを意識しました。
その上で、試合ではとにかく全員が同じ方向を向くことが重要だと感じていました。いつもと違った形でやるという中で、方向性がバラバラになると千葉相手には絶対に勝ち点を取ることができないので、ある意味割り切りでした。
藤枝らしくない、ダサいと思われる可能性はありましたが、でもそんなことよりも勝ち点を積み上げることが最優先される試合。理想ばかりを追って降格してしまうと、これまで築いてきた藤枝の歴史にも傷がついてしまうので、みんなで同じ方向を向くことを大切にして声をかけ続けました。

―400という数字について。
今年16試合に出場すれば400だったのですが、正直ここまで時間がかかるとは思っていませんでした。やはりサッカーの神様は甘くはないんだなと思いました。ただ、こつこつ積み上げてやるしかないと思っていましたので、今回しびれるような展開の中で達成できたのは本当に良かったです。
けがもしていたので、支えてくださったトレーナーの方々やチームメート、家族、本当にいろんな人の助けがあっての400試合なので感謝したいです。これを通過点としてまた次の記録に向け積み上げていきたいです。

―まだ残留が決まっていない状況。
残り2戦をどう戦いたいか。 残留が決まったわけではないので、またなんとなく大丈夫なんじゃないかという雰囲気になってその後切羽詰まるという同じことを繰り返さないためにやっていきたいです。
戦うベースや献身的にやるというところを積み上げた上で、もう少し自分たちのやりたいことも出しながら鳥栖戦に向かっていきたいと思います。
































































