下部組織出身で2010年にプロのキャリアをスタートさせた古巣との対戦となる為田大貴選手に次戦への意気込みを伺いました。
為田大貴選手
-ジョルディクルークス選手が横浜F・マリノスに移籍し、初めての試合となった8月23日のカターレ富山戦ですが、右サイドのスペースをうまく生かした攻撃が見られました。
そうですね。より流動的にはなったと思います。角選手が入ってより自分の前に出て行くところは意識してます。
今まではジョルディに頼っていたところが、僕もありましたし、チームとしてもありました。
本来はサイドバックとサイドハーフが何回も同じ絵を描いて出入りしないといけないことが、昂志郎選手が入ることで個人というよりグループとして崩そうという意識が強くなりました。
個々の動きが止まることが少なくなったと思います。
-2点目はスローインからの攻撃で、為田選手のパスが起点になりました。
より相手の目線だったり、相手の足を動かせるようにはなったと思います。
もちろん個人で打開というところでは、やっぱりジョルディの強みはありますが、チームとして流動性、相手の目線を変える、相手の体の向きを変えたりできるのは昂志郎選手が入っての良さだと思います。
テンポよく回したり、昂志郎選手が中に入って縦に抜けてまた戻ってきて、という連動的な動きを繰り返しできる選手なのでチームとしてすごい上向きだとは思います。
-大分には育成時代から所属していました。その辺りの思いは。
いや、特にないっす。感謝はもちろんしていますし、今もお世話になった人はたくさんいます。
もう選手自体はそんなに知っている人もいないですし、会社の人だったりは知っている人はいますけど、スタッフとか含めて僕が知っている人はほとんどいません。
スタジアム、サポーター、街に思い入れはありますが、別のチームという感じですかね。
-最近のサッカー選手は移籍が活発になってきているので、古巣への思い入れはそれほどないんですね。
いや、そういうことはないと思います。お世話になっていたというか、自分が成長できた町だしチームですが、今はジュビロの一員なので、1ミリも未練はないです。
-4月25日の前回対戦はチームも調子が出ない時期で、完敗しました。相手は監督が代わりましたが、今回の対戦について。
やることは変わらないです。チームとして目指しているところというのは圧倒的に僕たちの方が上にいると思いますし、やらないといけないことをやるというのが僕たちは明確になっています。
そこは今の大分とは違うというところを見せないといけないと思いますし、まだ試合によって波はありますけど、今まで自分たちが積み上げてきたものを、相手がどういう戦い方をしてきても出せればなと思います。
-水戸戦や富山戦を見ると、完敗した秋田戦やいわき戦と比べてハードワークが相手より上回った。やればできるという印象だが。
そんなことはないっすよ。勘違いしてほしくないのはいわき戦も秋田戦もハードワークしてないとかではなく、展開がそういうふうにさせただけで、それぞれが走ってないわけじゃありません。
チームとしてやろうとしたことがうまくできなくて自分たちで崩れた。秋田戦に関しては先制もしたし、この間の富山戦、水戸戦みたいに自分たちがコントロールできていれば全く違う展開になっていたと思います。
走力というよりかはそれぞれの判断のところだったり、背後を使うところの勇気だったり、メンタリティーなところで秋田戦は先制しているので、先制した相手に逆転というのは許されないと思います。
自分たちが先制するまではしっかり支配したゲームでしたし、そこから失点して崩れたというのは、そういうことだと思うので。
もちろん先に失点することなんて1年間通せばあることなので、そこで崩れることが多すぎるのがこの1年だと思うので、そこから逆転できるチームであればとは思いますね。
-三浦龍輝選手が試合中、選手によく声を掛けています。
ディフェンスラインとキーパーというのは、常に連係を取り合わないといけないと思います。
でも正直ゼロで抑えれば、1点はチームとして常に取るだけの力はあると思うので、常にディフェンスラインは攻撃的には行っています。
けれど、そうやって三浦龍輝くんだったり、ディフェンスライン4人、もしくはメンバーが変わり、いろいろなフォーメーションになっても、常にみんなで話し合い、自分たちが強気でいく分、背後のスペースをみんなでケアしながらプレーしていきたいと思っています。