「広域選果場にもAI選果システムを」柑橘生産にもスマート農業技術導入へ 静岡県議会で論戦

静岡県議会2月定例会の論戦は2月27日、3日目を迎え、県の主要農産物である柑橘の生産におけるスマート農業技術の導入について、県の対応が問われました。県は「喫緊の課題」だとして、導入を支援する姿勢を強調しました。

<自民改革会議 望月香世子県議>
「農薬散布等の管理作業は非常に重労働であり、収穫後も家庭選果作業もまだまだ負担となっている。持続可能な柑橘生産を実現していくために、スマート農業技術をどのように現場に取り入れていくのか伺う」

静岡市清水区選出の望月県議が取り上げたのは、柑橘の生産におけるスマート農業技術の導入です。県内では、2か所の選果場で人工知能=AIが搭載された選果機が導入され、生産者の負担が減り、労働時間を40%削減できたということです。

<静岡県経済産業部 田保豪農林水産担当部長>
「労働負担を軽減するスマート農業技術の導入は、喫緊の課題であると認識しており、来年度は、県中部地域の3つのJAが共同で整備する広域選果場にもAI選果システムの導入を支援していく」

また、県はドローンによる効果的な農薬散布の方法の検証なども進めると説明しました。

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