明るい選挙のイメージキャラクター「めいすいくん」の静岡県バージョンをデザインして若い世代の投票率アップにつなげようと、大学生や高校生が活動しています。
「こんにちは、若者選挙パートナーです」
2月16日、JR静岡駅北口地下広場で、県内の大学生と高校生7人が選挙の「ご当地キャラクター」を決める総選挙への投票を呼びかけました。エントリーしたのは「みかん」「富士山」「桜えび」をデザインした3つのキャラクター。家族連れなどがシールを貼って一票を投じました。
<男の子>
「かわいい。びっくりしちゃうよ」
明るい選挙推進協会のイメージキャラクター「めいすいくん」。明るいの「明」と推進の「推」から名付けられ、25年前から全国で活躍しています。
選挙の投票箱をモチーフにしていて、頭の2本の線が票を入れる部分で、体の後ろに回るとしっぽの部分に鍵がついています。
めいすいくんには全国で100種類以上のご当地バージョンがあります。お隣、山梨県には「武田信玄めいすいくん」。岡山県では「ももたろうめいすいくん」が人気です。
静岡県内には、静岡市の「大御所めいすいくん」がいますが、県全体の「めいすいくん」はいませんでした。
そこで、静岡県バージョンを作って2025年夏の参議院選挙などで活躍してもらおうと、県が任命した「若者選挙パートナー」のメンバーがデザインを考え、県民に選んでもらうことにしました。
<若者選挙パートナー森下裕羽さん>
「静岡県は三ヶ日ミカンが有名なのでイメージして作りました。持っているのが富士山です。後ろの羽みたいなのがお茶の葉っぱをイメージしました。こちらがサクラエビ、後ろの羽は駿河湾をイメージしました」
2024年10月の衆議院選挙では、全体の投票率が55.59%だったのに対し、19歳が29.71%、20歳から24歳が29.83%と低く、若い世代の投票率アップが課題です。
県は、新しいキャラクターで選挙への関心を高めたいと考えています。
<みかんに投票した人>
「ミカンが好きなのと見た目がかわいいなと思ったからです」
<桜えびに投票した人>
「静岡の海の幸が好きなので桜えびめいすいくんにしました」
<富士山に投票した人>
「きのう友人の結婚式で日本平から富士山が見られたので」
多くの人がご当地めいすいくんの投票に参加しました。
<県経営管理部市町行財政課 中澤明音選挙班主事>
「生活に直結することが選挙だとより多くの若者に届くといいなと思っています」
今回の投票の結果が2月19日に発表されました。1位になったのは「富士山の恵めいすいくん」です。「富士山の恵めいすいくん」は2025年夏に予定されている参議院選挙の啓発活動などで活躍する予定です。