清水税関支署は2024年1年間の静岡県内の貿易統計を発表し、輸出額は2兆6172億円と4年ぶりのマイナスとなりました。
清水税関支署が発表した2024年の貿易概況によりますと、県全体の輸出額は2兆6172億円で、前の年より1.4%減少し4年ぶりのマイナスとなりました。
県が力を入れる茶の輸出は17.5%増加したものの、自動車などの原動機やエアコンなどの加熱用・冷却用機器などが大きく減少しました。
輸入額は、前の年より2.8%減少の1兆4174億円で、2年連続のマイナスとなりました。
一方、港湾別でみると、御前崎港の輸出額が4490億円と10%増加し、統計が残る1990年以降過去最高を記録しました。自動車や自動車部品の輸出が好調だったことが影響しました。
担当者は、「清水港と差はあるものの御前崎港の存在感は大きくなりつつある」と話しました。