1月27日の夜から1月28日未明にかけて静岡県内で交通死亡事故が相次ぎ、高齢の男性2人が亡くなりました。2025年に入り、すでに11人が死亡するという異常事態に警察は危機感を強めています。
1月27日午後7時すぎ、静岡県富士市松岡の市道で、乗用車が道路を横断していた歩行者の男性をはねる事故がありました。はねられたのは近くに住む77歳の男性で、頭を強く打ち、運ばれた病院で死亡が確認されました。
乗用車を運転していた51歳の男性にけがはありませんでした。事故があったのは直線道路の横断歩道がない場所で、警察が詳しい事故の原因を調べています。
また1月28日午前3時半時すぎ、静岡県伊東市八幡野の国道では高齢の男性がトラックにはねられ、死亡しました。
相次ぐ交通死亡事故を受けて、静岡市では1月28日から夕暮れ時や高齢者の事故防止を重点的に呼びかける「ブルーナイト部隊」によるパトロールが行われています。初日は白バイ7台とパトカー3台が夕暮れ時のパトロールに出発しました。
<静岡県警 加藤悟交通部長>
「今年に入っても夕暮れ夜間における特に歩行者と車との衝突事故がかなり増えている。(歩行者は)特に左から来る車に注意していただいて安全に渡っていただければ」
止まらない死亡事故になんとか歯止めをかけたい。警察は危機感をさらに強めています。