ボーナス引き上げ条例案にミス「ざまあみろ」発言で政倫審 「気づけないようなら受け取るべきではない」市議が持論=静岡・御前崎市

静岡県御前崎市議会で可決されたボーナスに関する条例案にミスがあったことについて、ブログに「ざまあみろ」などと書いた男性市議をめぐり、1月20日、政治倫理審査会が開かれました。市議は取材に対し、「ミスに気づけないようならボーナスを受け取るべきではない」などと話しました。

20日、御前崎市役所で開かれた政治倫理審査会には、9人の市議が出席しました。

御前崎市議会では2024年12月、職員や議員などのボーナスを引き上げる条例案が可決されました。この条例案には、本来、支払いの基準日を12月1日までさかのぼる旨を記載する必要がありましたが、ミスにより、記載がありませんでした。これにより、引き上げ分の総額約1240万円が支払われない恐れが発生しました。

これに対し、髙田和幸市議が自身のブログで「ミスには気付いていた」とした上で、「職員や議員がもらえなくなるだけですので、ざまあみろという気分で発言しなかった」などと綴りました。

引き上げ分のボーナスは、予定通り支払われることになりましたが、髙田市議のブログが「議員としての品位を損なうような行動」だったかどうかなどを審査することになりました。

髙田市議にブログの真意について尋ねると―

<髙田和幸 御前崎市議>
「この程度のこと(=ミス)もわからないようだったら、ボーナスの0.1か月上乗せは、今回はもらわなくてもいいだろうという意味で。ブログであえてあの部分を書かせてもらったっていうことなので、そこは誤解のないようにと思う」

次の政倫審は1月24日に開かれ、審査会の開催を求めた議員からの聞き取りが行われます。

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