
「参院選に向けて“一枚岩”で」国民民主党 榛葉賀津也幹事長を連合静岡が推薦決定=静岡県

野党最大の支持母体である連合静岡は12月4日、2025年夏の参院選に出馬予定の国民民主党・榛葉賀津也幹事長を推薦することを決定しました。
国民民主党の動きを疑問視する組織も出ている中、連合静岡のトップは「参院選に向け一枚岩でやっていく」と強調しました。
12月4日、静岡市内で執行委員会を開いた連合静岡。2025年夏の参院選に出馬予定の国民民主党・榛葉賀津也幹事長の推薦協議を巡っては、11月の委員会で委員から慎重な声が出たことで協議が持ち越しとなっていました。
12月4日の委員会で改めて協議が行われ、榛葉幹事長に対し、推薦を出すことが決定しました。
<連合静岡 角山雅典会長>
「政党の幹事長として、また静岡県民の皆さんのために汗をかいて頂いてますので、そういったところを評価しての確認となっています」
ただ、決定は全会一致ではなく「賛成多数」。一部で反発の動きがあったからです。連合静岡の主要組織の一つである県教職員組合は11月、国民民主党を「支持政党から除外する」と決定しました。
立憲民主党への批判や、先般の衆院選の対応を「自公政権を延命を図るもの」とみなし、今後、党所属の議員や候補予定者を推薦しない旨などを文書で通知したのです。これに対し、当事者の榛葉幹事長は反論。
<国民民主党 榛葉賀津也幹事長>
「これ政治家にとっては死刑宣告だからね。ちょっと残念だねこれ。少なくとも気に入らなかったかもしれませんけど、なぜこういうことなのかっていう話をまず聞いて欲しかったね」
さらに、榛葉幹事長が立憲民主党を「立憲共産党」と公言していると問題視されていることについてはー。
<国民民主党 榛葉賀津也幹事長>
「共産党と立憲が極めて高くシンクロしているところにいって、私はこれでは連携できないと言ってその表現を使いました。一度たりとも、静岡県の立憲民主党の地方議員や国会議員、もしくは推薦をされている仲間に対して、そのようなことを言ったつもりは一度もありません」
両者の関係に「亀裂」が入る中での推薦決定となりましたが、連合静岡の角山会長は「足並みが乱れているわけではない」と強調します。
<連合静岡 角山雅典会長>
「連合静岡で推薦を確認しましたので、そこはもうこれから来年7月の参議院選挙に向けて“一枚岩”でやっていくということになります」
2025年夏に控える参院選までにわだかまりを解消できるのか、注目です。


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