LIFEライフ

シズサカ

<サッカーU-18プリンスリーグ東海>清水エスパルスvsジュビロ磐田U-18の“静岡ダービー”試合後の監督・選手のコメント


サッカー高円宮杯U−18プリンスリーグ東海は11月30日、最終節の第18節を行い、首位の清水エスパルスと2位ジュビロ磐田U-18が激突した。試合は激しい点の取り合いの末、4−2でジュビロ磐田が勝利。両チームが勝ち点40で並んだが、得失点差で清水エスパルスが優勝した。

試合はジュビロ磐田が立ち上がりから主導権を握った。前半7分、プロ昇格が内定しているMF川合徳孟がドリブルから左足で蹴り込んで先制。後半3分にMF高澤海志が川合からのスルーパスを右足で突き刺して加点すると、19分にはDF甲斐佑蒼がフリーキックのこぼれ球を押し込んで3点のリードを奪った。

清水エスパルスは後半20分、FW田代寛人が味方のシュートのこぼれ球を蹴り込んで1点を返したが、25分にジュビロ磐田の小澤有悟に左サイドを破られると、FW河合優希にクロスを頭でたたき込まれて再び3点差に。清水エスパルスは36分にMF矢田龍之介の鮮やかなシュートで再び1点を返したが、追いつく力は残っていなかった。

両チームは12月6、8日に広島県内で行われるプレミアリーグプレーオフに出場する。

両チーム選手、監督コメント


ジュビロ磐田 西紀寛監督
「最近は無駄なパスなどが減って、思い切ってゴールまでいけている。ゴールの意識が上がっているのかなと思う。今日は『全員がチャレンジすること』をテーマにしていた。後ろ向きにならずにやってくれた。今日のような試合を最低限のベースとしていかないと厳しい。プレーオフでも今日のような試合をすることが大切。今日は選手は頑張っていたが、2位という現実を踏まえて前に進んでいきたい」


ジュビロ磐田 3戦連発ゴールを決めたMF川合徳孟
「優勝はできなかったけど、この試合に勝つことをチームの目標にしていたので、しっかり達成できてよかった。(ゴールシーンは)ちょうどエリアに入るか入らないかぐらいの位置だった。シュート練習を毎日していた成果が出たかなと思う。プレミア参入戦でも今日の試合のような強度やクオリティを出せれば勝てると思うので、チーム全員が忘れずに継続して発揮できるようにしたい」


ジュビロ磐田 DF渥美慶大主将
「今年1度もダービーを勝てていなくて公式戦3連敗していたので、4連敗で終わるわけにはいかなかった。試合前からの『絶対に勝つ』という気持ちが先制点につながったと思う。後半も集中力を切らさず、いい形でゲームを運ぶことができた。2失点はしたけれど、全員が粘り強く戦ったのが勝利の要因かなと思う。これで参入戦につながったので、1年でプレミアリーグに復帰できるようにいい準備をしていきたい。どこが相手でも自分たちのプレーができるようにしたい」


清水エスパルス チーム2点目を決めたMF矢田龍之介
「ジュビロに負けてしまったので、優勝した感じはない。優勝どうこうよりもジュビロには勝たなければいけないので…。相手の勢いに飲まれてしまった。サイドでの1対1の守備やクロス対応など、まだまだ課題があると思う。プレーオフは内容よりも結果が重要。昨年は悔しい思いをした。かなりの重圧がかかるが、そこも楽しめるように、しっかり勝ちたいと思う。どれだけ積極的にできるか、ビビらずにプレーできるかが大事だと思う」


清水エスパルス 澤登正朗監督
「ダービーは絶対に負けてはいけない試合だが、我々の方が相手よりも出足が遅くなって、自分たちの良さが前半は出なかった。後半は風上になって相手の背後を取れたり、タイミングも合ったりしてきたが、結果的に4失点…。ビルドアップのミスやばたつきなど、準備してきたものを出せなかったのは残念。(後半から出場した西原は)トップでやっているから落ち着いているし、違いを見せてくれている。優勝したことについては、選手を褒めてあげたい」
シズサカ シズサカ

「静岡サッカーが、好きだ!」そんなあなたにうれしいサッカー情報を、プロから高校、ジュニア世代まで幅広くお届けする無料アプリ。静岡新聞SBSのサッカーコンテンツが大集合しています。すべての静岡サッカー愛は、ここに集まる!

あなたにおすすめの記事

RANKING