「再発防止策を行う責務がある」消えた投票所入場券問題など不祥事相次ぐ沼津市 市長は職員の研修を検討

衆院選の「投票所入場券」が静岡県沼津市内の一部地区に届かなかった問題をめぐり、沼津市議会の委員会は選管職員の対応をただしました。頼重秀一市長は職員の不祥事が相次いでいることを受けて「再発防止策の責務がある」と述べました。

<東部総局 金原一隆記者>
「衆院選でなぜ投票所入場券が届かなかったのか。これから市議会への説明が始まります」

11月20日に開かれた沼津市議会の総務委員会。市の選管が衆院選でミスをした「投票所入場券」の問題をただしました。この問題は10月の衆院選で、沼津市の一部の地区に『投票所入場券』が投票日までに届かなかったというものです。

「大変申し訳ございませんでした」

印刷するべき入場券の数が504通・911人分不足していたにもかかわらず確認不十分のまま郵便局に発送したことがわかりました。

11月20日の総務委員会で、印刷の枚数を誤認した状況や有権者への入場券発送が遅れた背景などについて質問が相次ぎました。沼津市では2024年、夜間救急センターで2億5千万円にのぼる使途不明金が発覚したり、文化財センターの学芸員らが外部委託の業務数を水増しするなど不祥事が頻発しています。

<沼津市 頼重秀一市長>
「なぜそのような問題が発生してしまったのかしっかりとチェックをさせていただき、再発防止策というのをですね、私はそのこと(再発防止)をしっかりと行わなければならない責務があると考えています」

頼重市長は、選挙管理委員会については市長権限の範疇ではないとしたうえで、市の職員であることを踏まえ研修などを検討するとしました。

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