「本当の怖さをわかっていなかった」犯罪の温床『闇バイト』被害防ぐため高校で課外授業 "ホワイト案件"などのワードに注意を=静岡県

SNSなどで人を集め、犯罪行為に加担させる「闇バイト」。11月20日、高校生に向けて被害から身を守るための授業が開かれました。わたしたちの身近に潜む闇バイト、どのように気をつければいいのでしょうか。

<つくば開成高校静岡校 鮫島功キャンパス長>
「切羽詰まっている人は、もしかしたら反応してしまうかもしれないよね。1時間で20万円。これ、本当にきょうの朝、私が検索したら出てきた」

11月20日、静岡市内の高校で開かれたのは、特別授業「闇バイトから身を守ろう」です。首都圏では、高額な報酬と引き換えに強盗や特殊詐欺に加担するいわゆる「闇バイト」が相次いでいます。授業は「闇バイト」から高校生を守ろうと開かれました。参加した生徒は、静岡県警が監修したワークシートを使って「闇バイト」を紹介されたら誰に相談するかなど考えました。

<授業を受けた生徒>
「詐欺メールが多くて、家族や先生に相談することが多いので、自分自身、本当に気をつけないとなと思います」

<授業を受けた生徒>
「今まで正直、闇バイトの本当の怖さをわかっていなかった。簡単に自分が加害者にも被害者にもなってしまうのが怖いし、家族や友達にすぐ相談したいなと思います」

闇バイトの入り口の多くは『SNS』。では、どのような投稿に注意したらいいのでしょうか。

<静岡県警本部生活安全企画課 増田修次席>
「SNSのなかでも、特にXでこういった闇バイト、高報酬闇バイト、闇仕事、高額日払い即金だとかというキーワードが書かれています。こういったものは、闇バイトの可能性が高い」

また「簡単で高収入」や「ホワイト案件」などのワードに注意が必要だといいます。

<静岡県警本部生活安全企画課 増田修次席>
「警察では、こういう書き込みを見つけた場合は、X社に対して警告文を発出しているのと同時に削除要請を行っています」

県警では「闇バイト」に応募してしまった場合、迷わず警察に相談してほしいと呼びかけています。

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