「裏金問題」「政治改革」がキーワード 激戦の静岡1区 5人の候補者の訴え【衆院選2024】
政治とカネの問題や物価高対策をはじめとする経済政策などを争点に12日間にわたる激しい戦いが始まりました。石破内閣の発足後、初めての国政選挙となる衆議院選挙が10月15日に公示され、静岡県内8つの選挙区にあわせて29人が立候補しました。
静岡市葵区と駿河区が選挙区となる静岡1区には、
▼立憲民主党の元職・高橋美穂候補(59)
▼日本維新の会の新人・山下洸棋候補(33)
▼共産党の新人・鈴木節子候補(69)
▼自民党の前職・上川陽子候補(71)
▼無所属の新人・鈴木惇弘候補(82)
の5人が立候補しました。(届け出順)
<立憲民主党・元職 高橋美穂候補>
「今回の選挙で必ずや政権交代を果たしたい。政権交代を果たすことが政治の改革である。政治とカネの問題に終止符を打つこと、これはやりたいことではありません。できることだと私たちは思っています」
人通りの多い駅前を第一声の場所に選んだ立憲民主党の元職・高橋美穂候補。自民党の裏金問題を批判し、政権交代を果たして改革を進めていきたいと訴えます。
15日は静岡市街を中心に回り、直接、支援を呼びかけました。
<立憲民主党・元職 高橋美穂候補>
「変えていくのは、立憲民主党しかないし、高橋美穂しかいないということを言っていければ」
<日本維新の会・新人 山下洸棋候補>
「何か新しい事をやるごとに増税をして、いろいろな所にばらまいていく。こういった誰かが犠牲になる、誰かが我慢しないといけない、こういった政治を私は変えたいんです」
1区の中で最年少となる日本維新の会の新人・山下洸棋候補。中小企業を経営してきた感覚を取り入れ、「有言実行」をテーマに取り組んでいきたいと訴えます。
15日は、学生時代を過ごした地域を回り、現役世代に向けた政策の拡充を呼び掛けました。
<日本維新の会・新人 山下洸棋候補>
「33歳と若いですので、しっかりと走り回って、1人でも多く会って、私の政策を訴えていけたら」
<共産党・新人 鈴木節子候補>
「石破氏の独自の政策は何もありません。何といっても、裏金一掃、汚い政治を一掃して、政治を希望のあるものに取り戻す」
痛烈な自民党批判を展開したのは、共産党の新人・鈴木節子候補。静岡市議を5期、県議を1期務めた経歴を持つ鈴木さんですが、国政への挑戦は今回が初めてです。
物価高対策として「消費税減税」などを掲げ、支持の拡大を狙います。
<共産党・新人 鈴木節子候補>
「毎日毎日が勝負ですし、毎日が投票日ですから、街頭から訴えながら皆さんに共産党の組織を挙げて全力で戦いたい」
<自民党・前職 上川陽子候補>
「日本を変えるのは静岡からだと確信をしております。どうか皆さん、この大きな動き、これを地元から、そして皆さんと一緒に新しい景色をどうしても作っていっていきたい」
自民党の前職・上川陽子候補。出陣式には、約1000人の支援者が集まりました。
9月の自民党総裁選に出馬し、さらに知名度を上げた上川候補。外務大臣を務めた経験から「地方の経済外交の推進」を訴えます。
<自民党・前職 上川陽子候補>
「静岡県の経済を考えるときに、世界の経済とどうつながるかを考える。この考えることひとつでつながりが一段と深くなる」
また、薬剤師の鈴木惇弘候補が無所属で立候補の届け出を済ませました。
<無所属・新人 鈴木惇弘候補>
「まさに令和は令和維新ということで、今こそ日本が本当に日本らしい国にならなきゃいけない。年齢関係なく、とにかくドン・キホーテとしてやってみたい」
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