袴田巖さん無罪確定 検察が上訴権放棄 静岡県警本部長「申し訳なく思う」も証拠ねつ造認定や直接謝罪は明言避ける【速報】

袴田巖さんの再審=やり直しの裁判での無罪判決を受けて、検察は2024年10月9日、上訴権を放棄し袴田さんの無罪が確定しました。静岡県警の本部長は9日取材に応じ、袴田さんに謝罪しました。

いわゆる”袴田事件”を巡っては、2024年9月、静岡地方裁判所が袴田さんに無罪を言い渡し、10月8日、検察が控訴断念を発表しました。

袴田さんは支援者とともにノンアルコールビールで乾杯したということです。

9日朝、静岡県警本部で取材に応じた県警の津田隆好本部長は袴田さんに謝罪しました。

<静岡県警 津田隆好本部長>
「当時捜査を担当した静岡県警察としても、袴田さんが長きに渡って、法的地位が不安定な状況に置かれたことについて、申し訳なく思っております」

証拠のねつ造が認定されたことの受け止めや、袴田さんに直接謝罪する予定などについては明言を避けました。

また、静岡地方検察庁は9日午前、上訴権を放棄する手続きを行ったと明らかにし、袴田さんの無罪が確定しました。

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