将棋の「永世王位」を獲得した藤井聡太七冠が2024年9月9日、静岡県牧之原市で「王位戦」を振り返るイベントに参加しました。

9日午後に行われた藤井聡太七冠のトークショー。当初は牧之原市で「王位戦」第6局が予定されていましたが、藤井七冠の4勝1敗で決着がつき、対局がなくなったため代替イベントとして開かれました。

まずは、渡辺明九段との勝負を振り返った藤井七冠。

＜藤井聡太七冠＞
「第1局、2局とかなり苦しい対局が続いて、第3局もかなり途中も押されていた部分が長かったんですけれどもそこから少しずつ勢いをつかんでいくことができた」

この勝利で王位戦5連覇を達成した藤井七冠、自身2つ目の永世称号となる「永世王位」を獲得しました。

続いては質問コーナー。まず、牧之原の印象は？

＜藤井聡太七冠＞
「牧之原台地の一面の茶畑が強く印象に残っていまして、来る途中にそういう所を通ったんですけど、想像以上の真みどりというか、それがいまでも鮮明に残っている」

すると、地元出身の加藤桃子女流四段からは、もっと牧之原の魅力を味わうために、あるアクティビティがすすめられました。

＜加藤桃子女流四段＞
「いつかサーフィンをやっていただけたら」

＜藤井聡太七冠＞
「サーフィンはまったく未経験で、海でなくとも、人工的な波を作ったサーフィンができる施設があったと思いますので、機会があればそちらで」

対局がない日のリラックス方法は？

＜藤井聡太七冠＞
「公式の対局も中継でかなりたくさんのタイトルで行われていて、私自身もそれを見るのが結構好きでして、やっぱり将棋なのかと思われてしまいますけど」

最後にこれからの抱負は？

＜藤井聡太七冠＞
「将棋に対しての好奇心であったり、探求心というのを忘れずに取り組んでいきたい」