静岡県牧之原市で、3歳の女の子が通園バスに置き去りにされ重度の熱中症で死亡した事件から2024年9月5日で2年です。現場には朝から多くの人が訪れました。

<河田太一平記者>
「牧之原市で起きた園児バス置き去り死亡事件からきょうで2年が経ちました。事件現場となった駐車場には献花台が設置されています」

この事件は、2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、河本千奈ちゃん(当時3歳)が約5時間、通園バスに置き去りにされ、重度の熱中症で死亡しました。

事件の発生から2年。5日は、多くの人が現場を訪れ千奈ちゃんの死を悼みました。

<献花に訪れた人>
「子どもに、もうちょっと愛情を向けてくれていれば、こういった事故もなかったんじゃないか」

千奈ちゃんの父親は2年が経った心境について「悔しい気持ちは深い部分にずっと残っていて、それを忘れることはできない」と話しました。
この事件をめぐっては、当時、通園バスを運転していた元理事長に対して実刑判決が言い渡されています。