8月13日からお盆です。静岡市清水区の寺では墓参りに訪れる多くの人の姿が見られました。8月13日の清水区の最高気温は35℃。
連日続く危険な暑さから墓参りに来た人を守るため、寺は対策を進めています。

太鼓を叩きながら住宅街を練り歩く子どもたち。
8月13日から袋井市の山梨地区で始まったお盆の伝統行事「かさんぼこ」です。子どもたちが地域の初盆の家を回り、念仏を唱えて亡くなった人を供養します。
<2024年家族を亡くした人>
「このフレーズを聞くと泣けちゃう。父は賑やかにするのが好きだったから」
先祖を供養し、感謝を伝えるお盆。8月13日、静岡市清水区の龍華寺では強い日差しが照りつけるなか、多くの人が墓参りをしていました。
<墓参りに来た人>
Q.暑いですけど、この時期は墓参り?
「気持ちとして。節目なので」
Q.墓に水をかけるのも大切ですか?
「(墓も)暑いでしょうからね」
連日の危険な暑さを受け、寺では、2024年から訪れた人を熱中症から守る取り組みを始めました。
<寺の人>
「大変でしたね、今日暑いので」
<墓参りに来た人>
「最高ですね。生き返ります」

龍華寺では水分補給のため、訪れた人に冷たい水を提供。さらに、塩分入りのタブレットも用意しました。
<龍華寺 小倉規敬住職>
「水分補給と塩分補給をしていただくということで、配っています。お墓参りに来て倒れられちゃったら困るものですから」

寺の本堂にも新たにサーキュレーターを設置しました。
<龍華寺 小倉規敬住職>
「だいたい250年前に建てられた本堂で、やっぱり文化財になってるものですからエアコン付けられない。こういう扇風機とかサーキュレーターとかで対応している」

<龍華寺 小倉規敬住職>
「今年も、ご先祖が戻ってきてくださると思いますので、暑さに負けないでまたお墓参りしていただければ」
厳しい暑さが続く日本の夏。お墓参りなどで日中に外出する際は、体調の管理と熱中症への対策が引き続き欠かせません。