
「静岡の将来において意味のある1日」タイ&静岡、経営者の交流活発!ビジネスや観光で深まる絆 "街の魅力"で海外投資呼び込む=静岡県

静岡県が海外からの投資を積極的に呼び込む中、タイの経営者と静岡市の企業が共同会社を立ち上げました。観光地にタイレストランをオープンするなど、ビジネスを通して静岡とタイのつながりが強まっています。
先週、静岡市のオクシズにある静岡蒸溜所を訪れたのはタイの経営者たちです。ウイスキーの製造過程や販売方法などを熱心に聞きました。タイで大手セキュリティ会社の会長を勤めるワンロップさんです。
<ワンロップさん>
「私のオーダーはできますよね?」
<CSA不動産 小島孝仁社長>
「できます」
アテンドするのは静岡市で不動産会社を経営する小島孝仁社長です。
小島社長は2024年3月、ワンロップさんをはじめタイの経営者たちと共同出資会社を立ち上げました。この日は静岡県内でのさらなるビジネス展開に向け、観光や産業施設の視察です。
わさび栽培発祥の地とされる場所にも足を運び地元の味を確かめました。
県は、こうした海外からの投資を呼び込むことを2024年度の産業戦略に盛り込みコロナ禍からの成長を目指しています。
<タイの大手セキュリティ会社 ワンロップ会長>
「静岡は自然豊かで1つの街としてすごく魅力がある。何回も訪れていて大好きな場所です。タイ人が楽しめるツーリズムなど、さまざまな事業を進めていければと思っています」
<CSA不動産 小島孝仁社長>
「(タイの経営者から)静岡をもっと盛り上げていただけるという言葉を聞いて鳥肌が立つくらいうれしかった。静岡の将来において意味のある1日にきょうはなると本当に思う」
先週、小島社長とワンロップさんたちは静岡市の用宗にタイレストランをオープンしました。静岡の人たちに料理を通してタイへの関心を高めてもらう狙いです。
<タイの大手セキュリティ会社 ワンロップ会長>
「本場の味を静岡のみなさんに味わってほしい」
店の日本人のシェフがタイで修行し本場の調理法を学ぶなど、人材の交流にもつながっています。オープンイベントには副知事や静岡市長、静岡空港の社長なども集まりタイと静岡を結ぶ直行便の実現についても意見を交わしました。
<森貴志副知事>
「海外の国との交流が深まれば静岡県に対する投資も増え、交流人口も増えて地域経済にとって有利。静岡空港を使って交流が深まることについては歓迎です」
ビジネスや観光を通したタイと静岡のさらなる交流に期待が高まります。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA
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