存続が難しい花火大会 キリンビールの売り上げの一部が大会運営資金に=静岡・伊豆の国市

物価上昇や人件費が膨らむなどして存続が難しくなっている花火大会を、財政面から支援する取り組みが、伊豆の国市で行われています。

伊豆の国市では、8月1日に約9000発、3日に約5000発を打ち上げる花火大会を予定しています。

狩野川台風の犠牲者の慰霊として1960年頃に始まりましたが、財政状況が厳しくなっています。

<伊豆の国市観光協会 鈴木祥子さん>
「警備員(の増員)や年々、物価の高騰で、運営するのもマンパワーだけでは難しくなった」

例年、合わせて3日間開催してきましたが、2024年から2日間に短縮せざるを得ませんでした。

そこで、伊豆の国市観光協会は、キリンビールが花火大会を守る取り組み「晴れ風ACTION」に応募し、支援を受けることになりました。

ビールの売り上げの一部などが、全国の花火大会の運営資金となるということです。

<伊豆の国市観光協会 鈴木祥子さん>
「採用されるとは思わなかったので驚いている。(花火大会を)知っていただけるだけでもかなり大きい」

観光協会は、これからも多くの人に花火を楽しんでもらいたいと考えています。

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