【静岡県中学総体サッカー準決勝】浜松開誠館が後半3ゴールで東海大翔洋に逆転勝ち
静岡県中学総体サッカーの部は7月28日、遠州灘海浜公園で準決勝を行った。浜松開誠館が3−1で東海大翔洋に逆転勝ちし決勝に進出。東海大会の出場権を獲得した。静岡学園との決勝は29日午前10時から藤枝総合運動公園サッカー場で行われる。
エース鎌田が2ゴール
浜松開誠館は前半終了間際に右サイドを崩されて失点。まさかの先制パンチを浴びて、2年ぶりの頂点を狙うチームはようやく目を覚ました。相手の鋭い出足に苦しんだ前半から一転、後半はボールを支配して攻め続けた。
1点を追う8分、エース鎌田康勢(浜松佐藤SC出身)が遠目から思い切りよく右足を振り抜いて同点に。「失点してもうまく気持ちを切り替えられた。狙い通り、自分の形だった」
勝ち越し点はその4分後。183センチの大型MF山田拓磨(カワイ体育教室SC出身)がエリアの外からボレーシュートを突き刺した。「コーチからセカンドボールを狙えと言われていて、いいところにボールがきた」
試合終了間際には、同点ゴールを決めた鎌田が今度はスルーパスを受けてダメ押し点。後半3発を浴びせ、粘る“タイガー軍団”を振り切った。
岡本監督は「後半立ち直り、自分たちのリズムをつくることもできたが、まだ課題は多い」と渋い表情。「決勝は思い切りよく、勇気を持って戦ってほしい」と王座奪還に向けて奮起を促した。
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