浜松開誠館が4年ぶりの4強入り。ボランチの2年生コンビがアピール<静岡県高校総体サッカー>

先制点を決める浜松開誠館のMF古橋藍伍(手前右)


<静岡県高校総体サッカー準々決勝・5/31 浜松開誠館 2−0 浜松南>
静岡県高校総体サッカー準々決勝で、初優勝を狙う浜松開誠館(プリンスリーグ・シード校)が2−0で浜松南(西部地区5位)との西部勢対決に勝利。3連覇を狙う優勝候補本命の静岡学園への挑戦権を得た。

古橋が先制、間渕が追加点

追加点を決めた浜松開誠館のMF間渕壱咲(22)


浜松開誠館が手堅い試合運びで4強入りした。レギュラー獲りを狙う2年生7人が先発に名を連ねる布陣で臨み、ダブルボランチの2年生コンビが先制点と追加点。アピールに成功した。

先制点は前半12分。青嶋文明監督が「今、急成長している」と目を細めるMF古橋藍伍(浜松開誠館中)が右サイドからのカットインで左足を振り抜くと、ボールは相手に当たってゴールに吸い込まれた。「試合前から決めたいと思っていました。思い切り振り抜いて、入って良かったです」

追加点は前半21分。MF大柴温大(FCアラセリオ)の強烈なシュートのこぼれ球をMF間渕壱咲(浜松開誠館中)が押し込んだ。「こぼれを狙っていました。『闘う、走る、粘る』を徹底しよう、それだけを考えていました」

翌日の準決勝を見据え、プリンスリーグで主力となっているメンバーの大半がこの日はベンチに。出番に飢えていた2年生たちの活躍で準決勝に駒を進め、初優勝を狙う浜松開誠館は連戦の2日目を万全の態勢で迎える。

青嶋文明監督は静岡学園との大一番に向けて「ウチのスタイルをぶつけるだけ。それに尽きます。何とか食らいついて、接戦に持ち込めればと思う。できる限りの準備をします」と力を込めた。

<浜松南・頼母木勇太監督コメント>


「(浜松開誠館は)強かったですね。切り替え、強度、球際…。相手は本当に尊敬できる素晴らしいチームでした。(14年ぶりの準々決勝は)楽しかったです。選手たちも『楽しかった』と言っていました。今日の一番の目標は『観客を沸かせよう』ということでしたが、前半から沸かせてくれました。臆することなく戦い、みんな力を出し切ったと思います。選手たちには『このステージまで連れてきてくれて、ありがとう』と感謝の気持ちを伝えました。この経験を人生の糧にしてほしいと思います」
シズサカ シズサカ

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