「市と県の連携不十分なことあったのでは」熱海土石流被災地視察の鈴木静岡県知事 県庁の組織文化改善求める
静岡県熱海市の土石流災害の被災地を視察した鈴木康友知事は7月4日、職員の意識改革のため、現場主義を徹底するよう幹部職員に訓示しました。
<静岡県 鈴木康友知事>
「熱海の現場に出かけ、しっかりと現実を直視して、二度とこういうことが起こらない、常日頃から組織運営に生かしていかなければいけない」
鈴木知事は4日、静岡県庁で幹部職員を集め、県庁の組織文化改善のため訓示を行いました。
2021年に起きた熱海市伊豆山の土石流災害から3年が経った2024年7月3日、鈴木知事は初めて被災地を訪れ、被災者と面会しました。第三者委員会は「行政対応の失敗」という結論を出していて、鈴木知事は迅速な情報伝達や市町との緊密な連携を強化するよう訴えました。
<静岡県 鈴木康友知事>
「熱海市の役割、県の役割の中で、お互いが譲り合って、連携が不十分だったことがあったんじゃないか。組織としての対応能力をしっかり発揮できるようにしていただきたい」
この訓示は全職員に共有され、9月末にかけて、職員同士でディスカッションなどの研修を行うということです。
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