焼津中央のGK川村隼人がPK戦で2本連続ファインセーブ。浜松北を下し2回戦へ【静岡県高校総体サッカー1回戦】
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守護神川村、高校最後の大会「絶対に明日につなげたかった」
焼津中央は1点リードの後半ロスタイムに同点ゴールを奪われ、嫌な流れのままPK戦を迎えていた。沈滞ムードのチームを勇気づけたのは173センチの小柄な守護神、川村隼人(藤枝明誠SC出身)だ。浜松北の1本目を左に飛んで足でブロックすると、2本目は右に飛んでファインセーブ。「相手が歩いてくる時の目線で、飛ぶ方向を決めていました。あとは迷いなく飛び切ることを意識していました」
祈るように見守っていた仲間に向かって渾身のガッツポーズを繰り出すと、キッカー陣は4人全員が成功。熱戦に終止符が打たれた。
川村は小学校3年時、藤枝青島東FCでサッカーを始めた。当時からポジションはGK。中学時代は藤枝明誠SCでベンチを温め続けたが腐ることなくサッカーを続け、高校では1年時からレギュラーに。「高校最後」と決めた大会で、これまで流してきた汗を実らせた。
進学校同士の対戦で、両チームとも多くの3年生が負ければ引退となる試合だった。「ここで終わるつもりは全くなかった。絶対に明日(2回戦)につなげようという強い気持ちでした」
次はプリンスリーグ勢の浜松開誠館とぶつかる。チームの目標は県ベスト8。「絶対に倒したいと思います」。高校ラストゲームはまだまだ先を想定している。
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