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ジュビロ磐田U-15が遠州トラックカップ静岡県中学1年生大会で“3連覇”!決勝点の上本翔海の父は元Jリーガー「父を超えたい」


サッカーの「遠州トラックカップ 第44回静岡県中学1年生ウィナーズ大会」の決勝が2月4日、エコパスタジアムで行われた。ジュビロ磐田U-15が1−0でFC桜が丘ジュニアユースを破り、3連覇を果たした。最優秀選手はジュビロ磐田のFW加茂優羽が選ばれた。

ジュビロ磐田は前半17分、FW大塚昊からのパスを受けたMF上本翔海のシュートで先制。その後は桜が丘にセットプレーやサイド攻撃でチャンスをつくられたが、守備陣が粘り強く対応。虎の子の1点を守りきった。

大会には東海U−13リーグに所属する静岡県の上位3チーム、静岡県U-13トップリーグの上位3チーム、静岡県U-13・1部リーグの上位1チーム、クラブユース連盟予選を勝ち上がった1チームの計8チームが出場。トーナメント戦で争い、静岡県のU-13年代のチャンピオンを決めた。

決勝

ジュビロ磐田U-15 1(1−0、0−0)0 FC桜が丘

準決勝(1月28日)

ジュビロ磐田U-15 2−2 静岡学園中
       (PK4−2)
FC桜が丘 2−2 清水エスパルスジュニアユース
    (PK5−4)

1回戦(1月27日)

ジュビロ磐田U-15 1−0 エスパルス三島ジュニアユース
静岡学園中 3−0 掛川JFC
FC桜が丘 2−0 浜松開誠館中
清水エスパルスジュニアユース 1−0 Eintracht Frankfurt Academy Japan

決勝点の上本翔海「お父さんを超えたい」

前半17分、決勝ゴールを決めるジュビロ磐田U-15の上本翔海(3)=エコパスタジアム


ジュビロ磐田U-15の大会3連覇を引き寄せたのは中盤右サイドの上本翔海(つばさ)。前半17分、左サイドからのパスを引き取ると、相手守備陣を体でブロックしながら反転。利き足ではない右足を振り抜いて、ゴール左に突き刺した。

上本はネットが揺れたのを確認すると、両手を広げて仲間たちが待つベンチへ。歓喜の輪の中でもみくちゃにされながら、大会初ゴールの喜びをかみしめた。

「練習でも逆サイドにボールがある時は、内側で関わろうと意識してきました。自分のゴールが勝利につながって、めっちゃうれしいです」

上本の父大海さんは、ディフェンダーとしてジュビロ磐田や大分トリニータ、セレッソ大阪などで活躍した元Jリーガーだ。大海さんが大分トリニータの強化部で仕事をしているため、上本は小学時代は大分トリニータのジュニアチームに所属。大分県代表として全日本少年サッカー大会などに出場し、中学進学を前に静岡県に引っ越してきた。

得意なプレーは右サイドから中央に切れ込んでの左足シュートだが、この日は何度も縦突破を披露した。今後の目標に掲げるのはジュビロ磐田のトップチーム昇格だ。「日本代表になって、お父さんを超えたいです」。13歳の目が輝いた。

ジュビロ磐田U-15 コメント

<富原虎太朗主将>

めちゃくちゃうれしいです。前半に先制できたのがよかったです。そこからは押されることもあったので、課題かなと思います。先輩たちには「楽しくやってこい」と言われてきました。3連覇の重圧はそれほどなく、楽しくやれました。桜が丘は勢いがありましたが、自分たちのサッカーで勝ててよかったです。

<優秀選手に選ばれたFW加茂優羽>

(優秀選手と)言われた時はびっくりしたけど、めちゃくちゃうれしかったです。前からプレスをかけて相手を怖がらせようと、めちゃくちゃ走ったことが評価されたのかなと思います。僕はあまり点を決められなかったけど、みんなが点を取って、守ってくれて優勝できたのでよかったです。

<奥澤健矢コーチ>
3連覇のプレッシャーはありましたが、「3連覇できるのはジュビロだけ」と前向きにとらえて、重圧を楽しんで成長できるようにしようと選手たちには伝えていました。ジュビロアカデミーのフィロソフィーでもある「アグレッシブとハードワーク」が、今日はできていたと思います。

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