「カリカリで甘い」「なつかしい」復活!温泉町の駅前名物「あげまん」 1日500個売れる老舗の味【しずおか産】
<店の呼び込み>
「あげまんじゅうのみその復活オープンです」
<客>
「昔から、みそのさんのまんじゅうが好き」「うれしいですね」
JR伊東駅前の「名物あげまん」が復活しました。11月17日、雨のなか、リニューアルオープンを待ちわびた客が次々と訪れました。
「まんじゅうみその」の屋号を引き継いだのは、地元の水産加工会社でした。
<伊豆中 鈴木亮社長>
Q.引き継ぐきっかけは?
「みそのさんが閉まるという話を聞いて、伊東の玄関口がさみしくなっちゃうな、私たちでできるんじゃないかなという思いからスタートしております」
伊東駅前に店を構えて半世紀以上。「まんじゅうみその」は、多くの人に愛されてきた老舗でした。しかし、2022年、経営者が亡くなったことから、歴史に幕を下しました。閉店を惜しむ声に応えて「名物」が復活したのです。
<伊豆中 鈴木亮社長>
「今回、まんじゅう屋を始めるにあたって衛生的に作業できるように製造室を頑張って作りました」
干物などの製造と飲食店を展開する会社ですが「まんじゅう作り」は従業員も初めての挑戦です。
<従業員家村信子さん>
「私も復活してくれることを待ち望んでいましたし、みそのさんの味に近づきながら、さらに超えていけるように頑張って努力していきたいと思います」
8か月以上をかけ「2種類の蒸しまん」と、黒糖生地を揚げた「あげまん」が蘇りました。
<伊豆中 鈴木亮社長>
「みそのさんと言えば『あげまんじゅう』だったんで、外はカリッと仕上がるのが第一だと思うんですけど、みそのさんで作っていた方と一緒に作ることによって従来のみそののあげまんじゅうの良いところを残しつつ作り上げました」
レシピは残っていなかったため、菓子職人から作り方を聞き取って、書き写したそうです。
<神谷修二カメラマン>
「いただきます。黒糖の香ばしさがすごい」
<伊豆中 鈴木亮社長>
「生地に黒糖を練りこんでありますので」
<神谷修二カメラマン>
「あんのバランスも非常においしいです」
あんの甘さを引き締めるために「戸田塩」を入れて、老舗の味にひと味加えました。
<客>
「カリカリで甘くておいしいです」
「なつかしい味ですね。地元伊東なので昔よく食べてたので。久々に食べておいしいね」
Q.復活は?
「うれしいですね。寂しかったので。復活してくれてよかったです」
「あげまん」は1日、500個以上売れる人気ぶり。「あげまん」の復活が伊東の駅前を元気にします。
<伊豆中 鈴木亮社長>
Q.大盛況ですけど、やっぱり伊東の玄関口にお土産屋があるとみなさん明るい気分になりますね?
「そうですね、やっぱり伊東駅を降りてきて玄関口なんで店がやっているというのがすごく大事かなと。そこに従来からある『あげまん』。私たちは伊東が大好きなので、その伊東がもっと盛り上がればうれしいなと思ってやっております」
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