
清水エスパルスのベテラン守護神が神セーブ連発!ペナルティ・ヒデ「感動しちゃったね」J1昇格プレーオフ準決勝

34歳のベテランGK大久保選手は体調不良で欠場した権田修一選手の代役として出場し、ファインセーブを連発。試合は0対0で終了し、リーグ戦の順位で上回る清水エスパルスが規定によってプレーオフ決勝進出を決めました。
ヒデ:まずは一安心ですね。選手たちは(大事な試合で)どうしても硬くなっただろうし、相手は捨て身でしたから。
それにしても大久保選手の活躍はすごかった。まさにベテラン守護神。連チャンでシュートを打たれた時もありましたが、まさにプロ。リーグ戦では試合に出られなくても、しっかり準備してたんだね。感動しちゃったね。
鬼頭:そんなビッグセーブを連発した大久保選手と乾貴士選手のインタビューです。
<清水エスパルス 大久保択生選手>
「声出し応援が解禁された後、あれだけ人の中で試合をするってこともなかったですが、気負わずやろうと思っていました。自動昇格を逃して、落ち込んでる選手も何人かいました。その中で普段と違う選手が出て、良い雰囲気にしていければと思っていました。うまく守り切れて、僕としての仕事はある程度できたのかなと思っています」
<清水エスパルス 乾貴士選手>
「引き分けでもいいアドバンテージもありましたし、気持ちの余裕はこっちの方がありましたけど、やっぱり難しい試合になりました。特に前半の入りは相手に押し込まれるシーンもありましたが、特に択生(大久保選手)が救ってくれたのが大きかったと思います。自分を含め、決めきれなかったことも反省点なので、決勝までの1週間でどうにかしたいなと思います」
秋葉監督から電話「ご心配かけて…」
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ヒデ:もう本当にここまで来たら、やることをやるだけ。
鬼頭:プレーオフ決勝の相手は東京ヴェルディです。エスパルスは引き分けだと昇格できません。どう戦えばいいでしょうか。
ヒデ:プレッシャーを感じているのは、追われる側の東京ヴェルディの方だと思います。そもそもこのシーズンを見て、やっぱり個々のポテンシャルではエスパルスが上回っていると思うんでね。
今回の引き分けで決勝に進んだっていうのも、ある意味、僕は良かったんじゃないかと思う。へんに大勝ちするよりも「ほら、やっぱり最後まで分からないから気を引き締めていこうぜ」っていうことにつながると思うんです。
僕、秋葉監督から電話をいただいたんです。僕の方からは一切終わるまで連絡しないと決めてましたが、次の日の朝、連絡が来たんですよ。「ご心配かけてすいませんでした」って。
僕は「やめて、やめて。そんなことないからいいんだ」と。僕はどんな勝ち方でも、どんな戦術でもいいから、とにかく上に行くことが大事だったと思うからいいんだよって。信じてるから、自信を持って応援してるからって。
ここまで来たら本当に自分を、チームメートを、サポーターを信じて、やることをやればいいだけなんです。すごいプレッシャーの中で戦ってるんだなと思うと、秋葉監督にはもう何も言えなかった。やるべきことをやってくれているんだから、僕らも信じるだけ。
リスナーのジュビロサポーターからエールが届いています。「大丈夫だ。決勝は必ず勝てる。J1に戻ってこい!頑張れエスパルス」。こういうことですね。ジュビロサポーターも応援してくれています。
鬼頭:12月2日のプレーオフ決勝は、東京ヴェルディのホーム、国立競技場で行われます。3位のヴェルディと4位の清水エスパルスの対戦なので、リーグ戦で順位が下だったエスパルスは勝たなければJ1昇格はできません。
この試合はSBSラジオで実況生放送が決まっています。解説は元エスパルスゴールキーパー西部洋平さん。国立まで行けない方、ぜひSBSラジオを聞いて、エスパルスにエールを送りましょう!


サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!