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サッカーU-10世代の指導で大切なことは?しんきんカップで優勝した清水エスパルスU-10清水の村井一俊監督に聞いてみた!

サッカー小学生4年生の静岡県チャンピオンを決める「しんきんカップ 第38回県キッズU-10大会」(県サッカー協会など主催)は5日、富士総合運動公園で決勝を行い、清水エスパルスU−10清水がSALFUSoRs(静岡市清水区)を2−1で下して優勝しました。

試合後、小林聖之介主将や、先制のPKを決めたエースで10番の酒井琉衣選手、村井一俊監督にインタビューしました。

小林聖之介主将(島田第四小)


ー試合の感想を聞かせてください。
「優勝できて、とてもうれしいです。決められても下を向かず、前を向いてプレーすることを意識していました」

ー見事なフリーキックでした。
「(追加点となるフリーキックのゴールは)仲間がファウルをもらってくれたから、自分がゴールを決めることができたと思います」

ー自分の持ち味は?
「ロングシュートとシュートの正確性です。目標は清水ジュニアユースに昇格すること。6年生になった時にNTTカップで優勝できるように、もっと強くなりたいです」

酒井琉衣選手(御前崎市立浜岡東小)


ー決勝戦はどんなことを考えてプレーしていましたか。
「点を決めたいという気持ちがあったので、ペナルティーエリア内に思い切り走っていったらファウルされてPKを取ることができました。前に前にと意識していました」

ー自分の特長は?
「ドリブル、パスが得意です。左足には自信があります」

ーいつからサッカーを始めたの?
「ジュビロ磐田ユースでプレーしていたお父さんの影響で、3歳ぐらいから始めました。エスパルスに入る前は榛南FCに入っていました」

ー自分の課題は何ですか。
「運動量が足りないので、たくさん走っていきたいです。県トレセンに入るのが目標で、チームとしてはすべての大会で勝ちきりたいです」

村井一俊監督


ー決勝戦を振り返ってください。
「前線からプレスを掛けて、相手陣地でボールを奪って攻めることができていたのでは。早く仕掛けてファウルをもらって、セットプレーで決める。前半は良い流れだったと思います。ただ全体的には慌ててしまう場面もありますし、内容はまだまだです」

ー日頃、どんなことを大切にして指導していますか。
「いつも口にしているのは、前線からのプレス、周囲と関わってプレーすること、距離感を意識すること。あとは球際で負けない、切り替えを早くする、声を出すなどベーシックな部分です」

ーU-10の選手に求めたいことは。
「4年生だからできない部分も多いですが、こだわってほしい部分はあります。ボールを取られたら取り返すとか、前向きに積極的にプレーするとか、ミスしても切り替えるとか。6年生ぐらいになれば「3人目の動き」なども求めたいですが、今は基本的なことをしっかり覚えてほしいなと思います。戻りを早くする、相手に強く当たる。そういうところがないと上にはいけない。うまいだけでは駄目だし、うまくて、戦うことができないと」

ーキャプテンの小林選手と、10番の酒井選手が目立っていました。
「酒井は落ち着いてプレーできるし、小林はキック力がある。ただ、まだ4年生なので勢いでできちゃっている部分がありますが、5年、6年になるとできなくなってくる。ほかの選手も含めて、個々に合わせた課題を与えていきたいと思います。もちろんストロングポイントもなければいけないし、個性も求めていきたいと考えています」
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