これで5度目 診療行為装い10代女性患者の胸触ったか、43歳医師の男逮捕 ニュース見た女性が警察に相談し発覚=静岡

自身が勤務する病院で女性患者にわいせつな行為をしたなどの疑いで4度逮捕されていた小児科診療部長の男が、2020年にも別の10代の女性患者に同様の行為をしていたとして、2023年10月18日、準強制わいせつの疑いで逮捕されました。

準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、静岡県掛川市にある「中東遠総合医療センター」の医師で小児科診療部長の男(43)です。警察によりますと、男は2020年10月上旬、中東遠総合医療センターの病室で、午後10時頃に巡回の診療行為を装って入院していた県西部に住む10代の女性の服の中に手を入れて胸を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれています。

男は2019年や2022年に別の女性患者らに同様の行為をしていたとして、準強制わいせつや強制わいせつの疑いで、23年7月から10月までの間に4度、逮捕されています。

警察は押収した男のスマートフォンに保存されていたわいせつな行為をしている様子を撮影した複数の動画を確認するなど、余罪についても捜査を進めていました。今回の事件は、男が2023年8月17日に強制わいせつの疑いで2度目の逮捕をされたことを報じるニュースを見た被害者の女性が、8月中旬に警察に相談しに来たことで発覚しました。

男は警察の調べに対して、これまで同様、黙秘を続けているということです。

5度目となる逮捕を受け、中東遠総合医療センターはSBSの取材に対し、「皆さまにご心配ご迷惑をおかけして誠に申し訳ないと思っています。今後も捜査には全面的に協力し、裁判の行方も注視していきます」とコメントしています。
 

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