LIFEライフ

静岡新聞運動部

東海大翔洋が「理想的」なゴールラッシュ!FW望月大喜は悔しさ晴らす2得点〈全国高校サッカー選手権静岡県大会〉

全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は7日、竜洋スポーツ公園などで1次トーナメント4回戦11試合を行った。東海大翔洋は6−0で御殿場西を下し、決勝トーナメントに進んだ。

流れるような2点目

東海大翔洋−御殿場西 後半28分、ゴールを決める東海大翔洋の辻主将(中央)=エコパ人工芝グラウンド


後半に大量5得点を挙げた第3シードの東海大翔洋がノーシードから勝ち上がった御殿場西を圧倒した。「今週はゴールラッシュとクリーンシート(無失点)を合言葉に準備してきた。理想的」。太田恒治監督は納得の笑みで試合を振り返った。

前半はエース佐野彩空(FC桜が丘出身)の1点のみだったが、後半はほぼすべての時間を相手陣で攻め続けた。3分の2点目は流れるようなゴール。左サイドからのクロスをボランチの辻八雲主将(東海大翔洋中出身)が折り返し、MF田辺泰治(横浜ジュニオールSC出身)が頭で合わせた。

辻主将「エコパでゴールを決めたい」

その後も勢いを加速させ、後半途中出場のFW望月大喜(東海大翔洋中出身)が35分、38分に続けてゴールネットを揺らした。瞬間的なスピードでチーム随一のストライカーは先発を外れた悔しさを晴らし、「出たら絶対決めてやると思っていた。感覚でただゴールに向かう気持ちが結果につながった」と胸を張った。

 チームは今季から県Aリーグに復帰し、経験を積んできた。決勝トーナメントに向け、指揮官は「ここからは別の戦い」と気を引き締める。東海大翔洋中出身で3年前、決勝で敗れた先輩たちの姿を覚えている主将の辻は「チームが苦しい時、得点を決める選手になりたい。一つ一つ勝ってエコパの舞台でゴールを決めたい」と決意を新たにした。
シズサカ シズサカ

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

あなたにおすすめの記事

RANKING