東海大翔洋が「理想的」なゴールラッシュ!FW望月大喜は悔しさ晴らす2得点〈全国高校サッカー選手権静岡県大会〉
流れるような2点目
後半に大量5得点を挙げた第3シードの東海大翔洋がノーシードから勝ち上がった御殿場西を圧倒した。「今週はゴールラッシュとクリーンシート(無失点)を合言葉に準備してきた。理想的」。太田恒治監督は納得の笑みで試合を振り返った。
前半はエース佐野彩空(FC桜が丘出身)の1点のみだったが、後半はほぼすべての時間を相手陣で攻め続けた。3分の2点目は流れるようなゴール。左サイドからのクロスをボランチの辻八雲主将(東海大翔洋中出身)が折り返し、MF田辺泰治(横浜ジュニオールSC出身)が頭で合わせた。
辻主将「エコパでゴールを決めたい」
その後も勢いを加速させ、後半途中出場のFW望月大喜(東海大翔洋中出身)が35分、38分に続けてゴールネットを揺らした。瞬間的なスピードでチーム随一のストライカーは先発を外れた悔しさを晴らし、「出たら絶対決めてやると思っていた。感覚でただゴールに向かう気持ちが結果につながった」と胸を張った。チームは今季から県Aリーグに復帰し、経験を積んできた。決勝トーナメントに向け、指揮官は「ここからは別の戦い」と気を引き締める。東海大翔洋中出身で3年前、決勝で敗れた先輩たちの姿を覚えている主将の辻は「チームが苦しい時、得点を決める選手になりたい。一つ一つ勝ってエコパの舞台でゴールを決めたい」と決意を新たにした。
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