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第2シード浜名の攻撃陣が爆発 6得点で上々の滑り出し。全国高校サッカー選手権静岡県大会1次トーナメント3回戦

全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は30日、県内各地で1次トーナメント3回戦22試合を行った。初戦となった第2シードの浜名は6−0で浜松南を下し、1次トーナメント4回戦に進んだ。

ショートパスをつなぐスタイル健在

浜名−浜松南 前半37分、浜名の朝井(手前左)がチーム2点目を決める


新人戦を19年ぶりに制し、優勝候補の一角に挙がる第2シード浜名は上々の滑り出しだ。攻撃陣がしっかり仕事をこなし、浜松南から6得点。内藤康貴監督は「初戦で難しい試合になることを想定していたが、選手がよく動いていた」とイレブンを手放しで褒めた。

ショートパスをつなぐスタイルは健在だが、得点シーンで光ったのは相手の隙を逃さないしたたかさだ。前半21分、ロングパス一本でFW加藤千寛(ジュビロSS浜松出身)が抜け出し先制。前半37分には、トップ下の朝井陽之(浜松FC出身)が相手GKに向かって突進してボールを奪い、無人のゴールにけり込んだ。後半も攻撃の手を緩めず、相手を圧倒し続けた。

夏の県高校総体は準々決勝で静岡学園に1−4で完敗した。その差を埋めようと、選手たちがこだわってトレーニングしてきたのは「立ち位置」。仲間がミスをしてもすぐにボールを回収できるようなポジションを取り、攻守の切り替えをスムーズにしている。

県Aリーグでは2位につけ、来季のプリンスリーグ参入も視野に入る。内藤監督は「落とせない試合が続く。全国選手権出場とプリンスリーグ参入。毎週、決勝戦のつもりでやっていく」と選手にハッパを掛ける。


〈浜名 FW加藤千寛のコメント〉

「相手よりも泥くさくやろうと監督から言われていた。浜松南には知り合いもいるし、トーナメントのやりにくさもあったが、西部では負けちゃいけない。しっかり勝ててよかった。新人戦で優勝して、今までとは違う注目を感じるが、自分たちのやるべきことを徹底してやっていこうと思う。エコパスタジアムで静岡学園と対戦したい」


〈浜名 内藤康貴監督〉

「今週はインフルエンザによる学級閉鎖などがあり、2年生の主力が全く練習に出られない状況だったが、これまで先発ではなかった3年生が頑張ってくれた。僕たちはまだまだ力がないと思っている。相手よりも泥くさく、一戦一戦大切に戦いたい」

浜名−浜松南 前半21分、浜名の加藤(中央)が先制点を決める



 
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