静岡県松崎町では、全国一の生産量を誇る「桜葉」の収穫作業が最盛期を迎えています。
桜餅などの和菓子に欠かせない桜葉には、産毛がなく、口当たりがいいオオシマザクラの葉が使われています。松崎町では、約40軒の農家が年間1800万枚程度の桜葉を生産し、全国で約7割の生産シェアを占めています。
生産者によりますと、2023年は雨が適度に降り気温も高めだったため、生育状況は例年より良いということです。農家の人たちは、桜葉の長さが15cm前後に育った葉を丁寧に素早く摘み取っていきました。
<農家の女性>
「今年の葉っぱもすごく甘みがあって、おいしいです。全国の皆さんに、桜の葉っぱと餅を食べてもらえるように頑張ってます」
収穫は9月まで続き、摘み取った桜葉は近くの加工場で半年ほど塩漬けにされ、その後、全国に出荷されます。