
文部科学大臣杯第15回全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント
静岡シティクラブ(静岡市選抜)
3月27日戦況レポート
3月23日、中学生の春のセンバツ「文部科学大臣杯」が静岡県内各地の球場で開幕。全国の予選を勝ち抜いた56チームが「全国制覇」を目指し、熱い戦いを繰り広げた。
今年で静岡県開催は最後となり、次年度からは岡山県開催となる。開催地枠として出場の静岡シティクラブ(静岡市選抜)は、1,2回戦、1点差の接戦を勝ち抜き、3月27日に筑紫野南中(福岡代表)に挑んだ。勝てば選抜チームとしては最高位となるベスト8進出となる。
先制したのは静岡シティクラブ。1回裏、常葉橘中・平岡君が2ベースで出塁し3進。1死3塁からこの選抜チームでも主将を務める安倍川中・鈴木君が、三塁手の上をわずかに超える技ありのレフト前ヒット。効率よく先取点を上げた。平岡君、鈴木君ともに自チームでは勝負強いバッティングでチームを引っ張ているが、この選抜チームでもリードオフマンとして心強い働きをしている。
守りでは、先発の静岡東中・川畑君が好投。コントロール良く筑紫野南打線を抑えこむ。しかし、4回表、四死球とタイムリーで同点とされると、ここでピッチャーを常葉橘中・野村君にスイッチ。1死2,3塁とピンチ場面だったが、頼れる2年生左腕が持ち味を見せる。度胸満点、豪快に腕を良く振ってボールを投げ込む。思い切りのいいピッチングでぴしゃりと後続を断つ。
勝負が決したのは5回裏、静岡シティクラブの猛打だった。豊田中・大西君が四球で出塁、東中・内田君がレフト前ヒットで続く。2死2,3塁のチャンスで、再び主将・鈴木君。チャンスでめっぽう強い鈴木君、必ず打つ予感がした。相手投手の配球を見極めながら、きっちりライト前2点タイムリーヒット。頼れる主将、これで3打点目だ。
静岡シティクラブ、押せ押せの雰囲気は止まらない。続く東豊田中・曽根君のセンターオーバー2ベースで加点すると、とどめは城山中・佐藤君だ。豪快に振り抜いた打球は、なんと草薙球場レフトスタンド中段まで届くビッグアーチとなった。盛り上がるベンチ。最高のひと時だ。
その後、静岡南中・宮下君に継投し、静岡シティクラブが6対1で完勝。見事ベスト8進出を決めた。選抜チームは合同練習の時間も限られ、団結が難しい。そういった環境で選抜された25名の生徒は、フィールドプレーヤー以外も積極的に声を出し、試合を盛り上げ、雰囲気作りに努めていた。レベルの高い楽しい野球を見せてくれた。
静岡シティクラブ 6-1 筑紫野南中(福岡県)






































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