三島で「アートキャラバン」 文化庁事業、国内プロの演奏堪能

 新型コロナウイルスにより制限を受ける文化芸術活動の機運を各地で盛り上げる文化庁の「アートキャラバン事業」が11日、全国に先駆けて三島市の県総合健康センターで始まった。国内トップクラスの演奏家、声楽家が集い、美しい演奏や歌声を響かせた。

美しい演奏を響かせた「こころの音楽会」=三島市の県総合健康センター
美しい演奏を響かせた「こころの音楽会」=三島市の県総合健康センター

 「ライブ・ライブみしま こころの音楽会」と題し、感染対策を取りながら小学生を中心に約100人を招待した。出演者は指揮者として世界で活躍する下野竜也さん(広島交響楽団音楽総監督)をはじめ、ピアノやトランペット、バイオリンなどの国際的な演奏家ら9人。モーツァルトやショパンの代表曲など子供にもなじみの深い12曲を演奏し、カジュアルなスタイルで客席と一緒に音楽を盛り上げた。
 同市の大つり橋「三島スカイウォーク」でも演奏を披露し、観光客らが美しい音色を堪能した。同事業は三島を皮切りに来年3月まで、全国25カ所で実施される予定。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞