J1清水の平岡監督 チームづくり着々「戦う姿勢」徹底

 1日から指揮を執るJ1清水エスパルスの平岡宏章監督(51)が、チームづくりを着々と進めている。攻撃サッカーを掲げた前体制を継承しつつ、課題の守備を修正。「戦う集団」を目指し、球際での強さや走り負けないといった基本の徹底も選手に求めている。

声を飛ばしながら選手のプレーを見つめる平岡監督(中央)=三保グラウンド
声を飛ばしながら選手のプレーを見つめる平岡監督(中央)=三保グラウンド

 3-1で快勝した3日の神戸戦。わずかな準備期間で指揮官が「できる限りのことを伝えた」と語る守備面について、DF金井は「一人一人の立ち位置や(ボールの)追い方を整理した状態で試合に入れた。全体が前を向いて守れた」と効果を振り返る。ボールが主に敵陣にある時は4-4-2のシステムの2トップと左右のMFが相手の4バックに圧力をかけ、後方も連動。相手に攻めこまれた時のブロックをつくる守り方との使い分けも機能した。
 その上で、さらに付け加える要素はボールの奪いどころといった細部。金井が「どこに(相手を)追い込んでいこうという話をチームでしている」と明かせば、DF立田も「守備の役割を細かく設定する監督なので、体現できるよう詰めていきたい」と話す。
 「熱くて勝負に徹する」(MF宮本)と評される平岡監督は、一つ一つのプレーにこだわる姿勢を選手に要求。練習は自然と熱を帯び、10日の8対8のミニゲームでは選手たちが体をぶつけ合ったり投げ出したりして、ボールへの執着心を表現した。指揮官は「試合の週に調子の良い選手を使う」と宣言。メンバー入りを目指した選手間の激しい競争もチームづくりの原動力になっている。

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