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三ケ日みかん集荷開始「糖度高く、ここ数年で最高」 AI搭載の選果システム稼働3年目

 浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは5日、本年度産「三ケ日みかん」の集荷を同JA柑橘(かんきつ)選果場で始めた。三ケ日町柑橘出荷組合の生産者約730軒が利用し、早生(わせ)9500トン、青島1万9千トンなど計2万8700トンの出荷を見込む。

AI搭載のセンサーを通過して流れる三ケ日みかん=5日午前、浜松市北区三ケ日町
AI搭載のセンサーを通過して流れる三ケ日みかん=5日午前、浜松市北区三ケ日町

 初日は生産者約50軒が約90トンを運び込んだ。稼働3年目を迎えた人工知能(AI)搭載の選果システムで傷みや病害などを識別して仕分け、箱詰めした。
 ことしは、6月の大雨や秋のカメムシ異常発生などの影響を受けたが、9月以降に秋晴れが続いたことで味、外観ともに良好な状態という。出荷組合の森田能正組合長は「生産者の努力により、令和3、4年より糖度が高く仕上がった。ここ数年で最高のミカンができた」と話した。
 ミカンは6日から、静岡県内や中京、京浜などの市場に出荷される。早生は11月下旬から12月上旬、主力品種の青島は12月中旬以降に出荷のピークを迎える。

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