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タカラ・エムシー 袋井に新業態スーパー 25日に開業

 食品スーパーのフードマーケットマムを運営するタカラ・エムシー(静岡市駿河区)は25日、在庫回転日数を短縮して生鮮食品の鮮度を追求する新業態店「超タカラ屋」を袋井市内に開業する。物価や水道光熱費が高騰する中、営業時間短縮などの経費削減に取り組み、商品価格を抑える。子育てやローンなどの出費が多い30~40代の現役世代の需要取り込みを狙う。

タカラ・エムシーの新業態店「超タカラ屋」=18日、袋井市
タカラ・エムシーの新業態店「超タカラ屋」=18日、袋井市

 売り場面積は約千平方メートルと「マム」の中規模店並みで、約150台分の駐車場を確保し、定休日(毎週月曜)を除く各日午前9時~午後7時に営業する。
 葉物野菜や精肉、鮮魚の在庫量を既存店の約半分に減らし、保管やロスで生じる費用を抑制。定休日までに在庫を一掃し、鮮度維持を図る。「売り切れで機会損失が起きる可能性もあるが、常に新鮮な品を手ごろな価格で提供する魅力を訴求する」(平出圭吾専務)。
 夜間の営業を短くして光熱費と人件費を圧縮するほか、開店から3カ月後をめどにチラシを完全ウェブ化して宣伝費も圧縮する。
 半径約3キロを商圏に設定。年間売上高は既存店の半分程度の6億円を目指す。平出専務は「テスト店の要素も含むが、近隣にスーパーはなく、周辺住宅街からの高い需要を見込める。結果次第で、既存店の業態転換も検討する」と話す。

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