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舞い上がれ 171町の大凧青空へ 浜松まつりが開幕

 浜松まつりが3日、浜松市南区の凧(たこ)揚げ会場で開幕し、子どもの成長を願う多数の大凧が5月の青空に舞い上がった。夜は絢爛(けんらん)豪華な御殿屋台が4年ぶりに中区の中心街に集結し、引き回しが行われた。主催者のまつり組織委員会は初日の人出について、新型コロナウイルス禍前の2019年を3万人余り上回る延べ75万7千人と発表した。まつりは5日まで。

一斉に舞い上がる参加各町の大凧=3日午前10時ごろ、浜松市南区の凧揚げ会場(浜松総局・山川侑哉)
一斉に舞い上がる参加各町の大凧=3日午前10時ごろ、浜松市南区の凧揚げ会場(浜松総局・山川侑哉)

 組織委によると、初日は参加者を含めて凧揚げ会場に32万人、中心街での屋台引き回しに26万人、関連のにぎわいイベントに17万7千人が詰めかけた。
 今年のまつりには前年より3町多い171町が参加している。新型コロナの行動制限緩和に伴い、大凧揚げの見せ場の糸切り合戦や参加者同士が体をぶつけ合う激練りを解禁したほか、関連イベントとして吹奏楽パレードを再開するなど、まつりが“コロナ禍前”の形に近づいた。
 一方、各会場などでの参加者の飲酒を前年までに続いて禁止するなど、一部の制限は残している。
 中心街での御殿屋台引き回しは4日まで。最終日の5日は、大河ドラマ出演中の俳優松本潤さんらが登場する「家康公騎馬武者行列」を開催する。

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