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大名行列「大奴」ら所作確認 10月8日から島田大祭・帯まつり

 島田市で10月8~10日に開かれる「第110回島田大祭・帯まつり」に向け、第七街(本通7丁目、祇園町、高砂町)が担当する大名行列の合同練習がこのほど、本通7丁目で始まった。祭りの花形として知られる大奴(おおやっこ)や道具回りの青年が本番までの10日間、練習に汗を流す。

ちょうちんを手にした住民が見守る中行われた大名行列の練習=島田市本通7丁目
ちょうちんを手にした住民が見守る中行われた大名行列の練習=島田市本通7丁目

 みこし渡御の警護役とされる大奴は通常25人で構成するが、ベテランの引退や新型コロナの影響もあり、今回は17人で実施する見通し。練習場所に地元住民が当番制で集まり、ちょうちんで夜道を照らすのが伝統。「選手」と呼ばれる大奴たちは、ほのかな明かりの中で独特な手足の振りを披露しながら歩みを進め、舞を終えると周囲から拍手が湧き起こった。
 大奴を務めるのが12回目というベテランの綾部政美さん(69)は「手の振りは天の恵みを地に下ろし、足はご神体が通る道を清める役目があると言われる。基本の所作をきっちりできるようにして本番を迎えたい」と意気込んだ。

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