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ヘンプ麻の製品 タイ政府に紹介 磐田「菊屋」の三島社長、紡績技術確立に協力申し出

 磐田市中泉の寝具・麻製品販売「菊屋」の三島治社長(66)がこのほど、東京都品川区の在日タイ大使館に招かれ、ヘンプ麻の産業化を探っている同国政府関係者に、ヘンプを使った蚊帳や衣類の開発などの取り組みを紹介した。

タイ政府高官にヘンプの蚊帳を紹介する三島社長(左)=東京都品川区の在日タイ大使館(菊屋提供)
タイ政府高官にヘンプの蚊帳を紹介する三島社長(左)=東京都品川区の在日タイ大使館(菊屋提供)

 ヘンプは大麻草の一種。菊屋はフランスから麻薬成分を含まないヘンプの糸を輸入し、独自商品を開発・販売している。昨年、ヘンプの栽培、加工、販売を解禁したタイの工業省から、利用促進のために日本の麻文化を知りたいと声がかかった。
 三島社長は来日中の同省高官らに、蚊帳や衣類など麻製品を披露し、タイの紡績技術確立に協力する意向を伝えたという。「ヘンプは活用法が多彩。これからは植物資源を有効に生かす国が世界のリーダーになる。タイのヘンプを使った商品開発も検討したい」と話した。
 菊屋は11月下旬から12月上旬にタイ・バンコクで開かれるヘンプの国際博覧会にも製品を出展する。

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