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岩波駅周辺整備へ基本計画 裾野市、トヨタ実証都市と連動

 裾野市は30日、トヨタ自動車が建設中の実証都市「ウーブン・シティ」と連動し、JR岩波駅周辺地区の20年後を想定したまちづくり基本計画を公表した。2022年度からの10年間では、小型モビリティーが走行できる道路や駅前の交流施設などの基盤整備に取り組む方針を示した。

JR岩波駅周辺整備のイメージ(裾野市提供)
JR岩波駅周辺整備のイメージ(裾野市提供)

 実証都市最寄り駅の立地を生かし、まちの将来像として「岩波らしい自然と未来技術でつながるまち」を掲げた。駅前には都市機能を誘導する。メーカーの工場などが建つエリア付近は職住近接の住居ゾーンとして定住人口拡大を目指す。
 31年度までの短期整備計画では、駅と実証都市との間に、小型モビリティーや歩行者が安全に往来できる道路空間を整備するとした。実証都市開業に伴う関係・交流人口の増加をにらみ、駅前には黄瀬川の景観を楽しめるカフェなどが入る複合施設や、小型モビリティーレンタル拠点の整備を推進する。
 交通結節点の機能を強化した新たな駅前交通広場として、バス、タクシー、自家用車が共存できるロータリーや駐車場、駐輪場を設ける。短期整備の総事業費は130億~170億円を見込み、財源には企業版ふるさと納税制度や国の補助金を活用する方針。

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