「高市旋風」とは何だったのか?SNS戦略と“支持者の回帰”が勝因か=静岡【衆議院選挙2026】

今回の衆議院議員選挙は、静岡県内8つの選挙区すべてで自民党が議席を獲得しました。この展開を生んだ「高市旋風」とは何だったのか。投票先を分析すると、ある事実が見えてきました。

当選証書付与式には初当選を決めた静岡3区選出の山本裕三氏や8区選出の稲葉大輔氏らが出席しました。

<自民党 山本裕三氏(静岡3区で当選) >
「(周りからは)高市総理の影響もあったので謙虚に仕事をしなさいという言葉をいただきました」

<高市早苗総理>
「本当に日本の未来はこれでええんかと。挑戦しない国に未来はない」

高市早苗総理が激戦区を中心に乗り込んだ演説会は、まるでライブ会場の様相を呈していました。

初当選を決めた静岡8区の稲葉氏は、高市総理とのコラボ動画を発信。この動画は180万回以上再生され、稲葉陣営も驚きだったそうです。

<市民>
「今までの人よりは期待できるかなって思いました」

自民党支持層が「回帰」

高市旋風と称される今回の衆院選。有権者の投票先をみると大きなポイントが浮かび上がってきました。

JX通信社とSBSの共同調査データによると、静岡8区で支持政党のない、いわゆる無党派層の票は、自民党・稲葉氏に35.71%、中道・源馬氏に47.62%と中道により多く流れていたことが分かります。

一方で、こちらは自民党支持層の動き。前回選で約7割の獲得にとどまった自民党支持層の票が今回は約9割に伸びました。

もともと自民党を支持していながら、少し距離を置いていた有権者が高市総理をきっかけに自民党に戻ってきたと言えそうです。

<自民党 稲葉大輔氏(静岡8区で当選)>
「前回政治とカネで自民党にお灸をすえると自民党離れもあったし、白票を投じたり選挙行かなかったり前回はたくさんいたと思います。(高市総理)は注目されているし政策を訴えて実行してきた4か月間それに対する期待の高さ、実行力スピード感。それを国民の皆さんが受け取った」

スマホ画面を「ジャック」したSNS戦略の威力

<高市早苗総理大臣>
「高市早苗です。『挑戦しない国』に『未来』はありません」

この動画の再生回数は1億回以上。自民党は高市総理の人気を背景にSNS戦略に注力しました。

<市民>
「Xとかで回ってくる高市さんの情報は見ている」
「動画やSNSで高市さんのことを見たり、自民党の情報とかがSNSで結構上がってた。政策とか一番多く目にした」

専門家は高市総理の人気がSNS上の拡散力に直結したと分析します。

<法政大学大学院 白鳥浩教授>
「高市さんの動画というものが、スマホあるいはPCのスクリーンをジャックするということが起こっていたというのが第一の要因です。高市首相のコンテンツ力が非常に高かったがために、多くの第三者等によるコンテンツというのも高市さんに集中することになった」

静岡でも吹き荒れた高市旋風。今後の実行力でその真価が問われます。

「自民党支持層が自民党支持に戻ってきた」これは8区だけではなく3区でも読み取れます。前回選で約62%の獲得にとどまっていた支持層の票が、今回は20%以上伸びて約86%に。自民党新人の山本さんは票固めに成功し、初当選を決めました。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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